赤い本。1
ある学校に男子寮があった。
そこは学校の目の前にあり、たくさんの男子達が住んでいた。
その寮には生徒だけでなく、管理するために先生達も住んでいた。
そこにはなぜか誰も割り当てられない部屋があり、今では倉庫のようになりいろんな本が山積みになっていた。
夜になると男子達が集まる格好の場所になっていた。
そんな中まだ入って間もない若い一年生達がそこで話しながら楽しんでいた。
他愛のない会話をしている時、たまたま隣のやつを押したことでそいつがよろめき壁にぶつかってしまう。
A「おい!何するんだよ!危ないだろー!w」
B「いや面白かったからww」
C「あんまり大声出すなよ!バレるだろ!!」
ww
C「あれ?これなんだ??」
Cが見つけたのはAがぶつかり穴が空いた壁から見える本だった。
C「なんだこれ?見たことない本だな。」
B「えっ?なになに!?なんで壁の中からこんなの出てくるんだよ!?」
A「なんかこえーよ!何書いてるかわかんないし戻しておこーよ!」
C「いやいや、見つけたんだから見てみようぜ!」
B「そうだな!せっかくだし見てみよう!」
A「やめとけって!ちょっと待ってな!仲のいい3年の先輩なら何か知ってるかもしれないから聞いてみる!」
A「もしもし!なんか赤い本見つけたんですけどこれ何だか知ってますか?」
先輩「!?!?なんでそれを見つけたんだ!?絶対に開くんじゃないぞ!今行くから!!」
電話が切れ、AがB,Cを見るともうその本を開いているところだった...